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精子にも寿命がある。それはいったいどれ位の時間なのだろう。

精子にも寿命がある

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精子は男性の身体の中で作られる、「いのちの方舟」です。男性側のDNA情報を、女性の卵子に届けるという重大な任務を背負い、一心不乱に前へ前へと泳ぎ続けます。
でも精子には当然寿命があります。精子に与えられている“時間”の長さを、みなさんはご存知でしょうか。

精子の寿命は人によって、そしてどんな環境下に置かれるかによって異なります。また、寿命とは別に、非常に重要な「活動できる時間」もポイントになってきます。

精子に与えられている寿命は、どれくらいの長さなのでしょうか。そしてどれくらいの時間活動でき、妊娠させる力を持っているのでしょうか。精子の寿命や、精子のコンディションを変える因子、健康な精子が育つために必要なものについてまとめました。

精子・卵子の寿命と、夫婦生活のタイミング

精子は、どれくらいの寿命を持っているのでしょうか。どうやって生まれ、どのような一生を過ごすのでしょうか。知っているようで知らない、精子の生涯について調べてみました。

精子が元気な期間はどれぐらいなのか?

精子は、体内で射精されないままでいると、数日でだんだん劣化していき、1週間ほどの寿命で死んでしまいます。74日間もかけて生み出されても、外に出ることさえなく数日で死んでしまうものも多いのです。
精子は毎日毎日どんどん作られるため、射精されなければどんどん古くなっていきます。古い精子から死んでしまい、タンパク質系の老廃物として体内に吸収されてしまいます。そのため、精子は常に新鮮なものが射精されるようになっています。

またただ射精されただけの精液内に含まれる精子は、数時間も生きていることができません。すぐに元気がなくなり、泳ぐ力を失ってしまいます。

女性の胎内に射精された精子は射精後から5~6時間で、精子貯蔵所の役割があるとされる頸管粘液(けいかんねんえき)で一時的に蓄えられ、持続的に供給されます。そして、48時間経過した時点から徐々に老化していきます。頸管粘液は、子宮の入り口である子宮頸管を満たしている液体です。
女性ホルモンの影響もあり3日から5日程度は生きていられると言われています。その中で卵子と出会えれば受精する可能性も高くなります。

精子の受精のタイミング

それでは受精するために必要な、卵子の寿命はどうなのでしょうか。卵子の寿命と、妊娠しやすいタイミングについても調べてみましょう。

卵子の寿命と排卵のタイミング

精子は無事子宮に到達できれば、けっこう長い時間生きていることが分かりました。では卵子はどうなのでしょうか。

卵子の寿命は、排卵されてから24時間と言われています。排卵日に排卵された瞬間から、だいたい丸1日しか生きていることができません。しかも受精しやすい時間もあり、排卵後6~8時間がもっとも受精しやすいと言われています。

卵子の受精のタイミング

妊娠しやすいタイミング

こうした精子と卵子の受精タイミングから、妊娠を目指すためには「排卵が始まる前に精子が待機していた」という状態がベストなのです。つまり、夫婦生活のタイミングとしては、排卵2日前〜排卵日当日の間がもっとも良いということになります。

夫婦生活のベストタイミング

排卵日は、前の月経が始まった日からだいたい14日目前後に訪れます。しかし月経自体不順な女性が多く、普通の人でも2~3日のズレは普通にあります。精神的なストレスや疲労、性的興奮などで遅れたり早まったりします。
そのため排卵日を特定することはかなり難しいと言われています。ただし基礎体温をつけていたり、排卵日予想検査キットを使用したりすることで、ある程度絞り込むことは可能です。

不妊治療で産婦人科に通っている場合は、エコー検査で卵胞チェックを行うことで、排卵日を予測することもできます。
それでも排卵日は確実ではないので、排卵日がそろそろ来ると思われる日から余裕をもっておくと良いでしょう

では、次項からは、男性の精子がどこで作られ、射精の瞬間までどうやって過ごしているのか詳しく見ていきましょう。

精子はどこで作られるのか

みなさんは、精子がどれくらいの時間をかけて生まれ、どうやって成長してゆくのかを考えてみたことはあるでしょうか。若いころや、避妊に失敗してしまった時など、必死にインターネットで精子が受精できる時間を調べて計算してみた経験などは、お持ちの方がいらっしゃるかもしれませんね。

精子がどれくらいの寿命を持っているかを知るためには、精子の一生、どこからきてどこへ行くのかを知らなければなりません。精子は、男性の中で生まれながらにして作られているわけではありません。思春期になり、身体が成熟してくるにつれて、作られるようになりはじめます。

精子が作られるのは精巣という場所です。精巣は睾丸、つまり陰嚢と呼ばれる袋の中に入っています。袋に入って体外にぶら下がっている状態にあるわけですが、とても重要な器官である精巣が、体内で守られずになぜ体外にぶら下げられているのか、不思議に思ったことはありませんか?

それは、精子が大変熱に弱いからなのです。体内に存在すると、もし体温が上がった時にその熱で精子が大きなダメージを受けてしまいます。
また、体温よりも曲精細管内の温度が低くなっていなければ、精子の生成はうまく行われません。こういったリスクを防ぎ、常に外気で温度を低く調整できるように、陰嚢は身体の外に下がっているのです。

しかし、最近では陰嚢が外部に下がることで精子を熱から守っているにもかかわらず、熱やダメージを精子に与えてしまう習慣を続ける人が少なくありません。

○熱すぎるお湯の湯船に入る
○長風呂をする
○サウナをよく利用する
○自転車に長時間乗る
○膝の上でノートパソコンなどを使う
○窮屈な下着を身につける

こういった行為は陰嚢を熱にさらす危険や、直接ダメージを与えてしまう危険があります。妊活を考えている男性はやめておいた方が良いでしょう。

精子はどうやって生まれるのか

精子は精巣内で作られるのですが、どうやって作られているのでしょうか。直径5cm前後の卵型をした精巣の中にはいくつもの部屋があり、それぞれに曲精細管という非常に細い管がみっしりと詰まっています。それは途方もなく長い管です。この中には、精原細胞と呼ばれる精子のもとになる細胞が存在しています。

精原細胞は何度も細胞分裂を繰り返しながら成長をしていきます。そのうちに第一次精母細胞と呼ばれる状態になり、そこから男性ホルモン・テストステロンの影響を受けます。すると、減数分裂を起こし、第二次精母細胞と呼ばれる状態になります。

減数分裂とは、分裂後にDNAの量が半分になり、染色体の数も半分になるという特殊な分裂です。精子は男性のDNA情報、染色体を女性の胎内へ運び、そこで卵子の持つDNA情報、染色体とひとつになってひとつの受精卵となるため、減数分裂が起きるのです。
このとき、女性の染色体をもつ精子と、男性の染色体をもつ精子が生まれます。つまり、生まれてくる赤ちゃんの性別を左右するのは、男性の精子が持っている染色体ということ。決定権を持っていたのは女性ではなく男性側だったのです。

さて、第二次精母細胞は、まだ精細管の中を進んでいます。曲精細管の壁にはセルトリ細胞と呼ばれる壁があり、精子が形成される過程で栄養を与えたり、発育サポートを行ったりします。曲精細管の壁の外側には男性ホルモン・テストステロンを分泌する細胞が存在し、それも精子の形成に影響を与えます。
こうして曲精細管を通っていく間に精母細胞はさらに成長して精子細胞となり、成熟を重ねて形を変化させ、オタマジャクシのような精子となっていくのです。

精子は男性が思春期に入るとともに作られ始めるようになり、一度作り始めたら一生作り続けられます。1日3000万個ほども作られるとされ、精巣は休みなく精子を作り続けることになります。

また男性らしさや男性のパワーを生み出し、精子の質にも大きな影響を与える男性ホルモンは「アンドロゲン」と呼ばれます。アンドロゲンは主に3種類に分けられ、そのうち精巣内にあるライディッヒ細胞というものから分泌されるものはほとんどテストステロンです。精子の成長には、テストステロンのシャワーが欠かせません。

精子が射精されるまで

作られた精子は、精巣から精巣上体と呼ばれる精巣の上にある器官へと運ばれます。精巣上体は副睾丸とも呼ばれており、精子が一時的にプールされる場所です。なんと10億もの精子を貯めておけると言われています。精巣上体は、蛇行した5~6メートルの管になっています。

精巣上体は頭部・体部・尾部の3部分に区分されており、未熟な精子はこの中を10日近くかけて移動します。精巣上体にはタンパク質などの分泌やカルニチン・イノシトールなどの濃縮が行われ、ここを通過する間に精子はテストステロンのシャワーを始めさまざまな物質の影響を受け、成熟した精子として運動性や受精能力の基礎などを身につけていきます。

また精巣上体には、精子を老化させる活性酸素から守る働きがあります。精巣上体の機能が不十分だったり、精巣上体内で精子が充分成熟できなかったりする、なんらかの原因があることが男性不妊に影響を及ぼすことも考えられているのです。

精巣上体に貯められた精子は、どうやって射精されるのでしょうか。男性が性的興奮を覚えると、睾丸がせりあがって陰嚢が引き締まります。同時に、精嚢や前立腺から液体が分泌されます。

精嚢から分泌される精嚢腺液は精液の6割以上を占める粘り気のあるアルカリ性の粘液です。精嚢腺液には、自身は栄養のタンクを持たない精子の栄養源となる果糖が多く含まれており、ヒアルロン酸が含まれているのでゼリー状になっています。

前立腺からは、前立腺液が分泌されます。前立腺液は精液の3割程度を占める成分で、白い粘り気のあるアルカリ性の液体です。前立腺液には滋養強壮や新陳代謝に欠かせないスペルミンと呼ばれるポリアミンの一種が含まれており、さらにセックスホルモンと呼ばれるほど男性の性的能力に欠かせない亜鉛が高濃度で含まれています。

精子は精管と呼ばれる長い管の中を「運ばれて」進みます。精管の中を泳ぐのではなく蠕動(ぜんどう)運動によって運ばれることで、無駄なエネルギーを使うこと無く男性の体内最後の旅に出ます。

この旅の終わりは、精管膨大部に貯蔵されるところです。本当に男性が射精をする時になると、前立腺の筋肉が収縮し、尿道をふさぎます。すると前立腺や精嚢から分泌されたそれぞれの分泌液に、精子が混ざりこんで精液が完成します。前立腺の筋肉が激しく収縮することで、射精管から勢いよく精液が射精されるのです。

精子が卵子と出会い受精するまで

精液はアルカリ性でできているゼリー状で、精子を包み込んで守ります。精子は熱にも酸にも弱いのですが、女性の膣内は感染予防のために弱酸性に保たれています。この環境は精子にとって厳しいため、精液はアルカリ性になっているのです。
また精嚢腺液内の果糖を栄養に精子はエネルギーを得て、前立腺液の中の亜鉛などの成分をたっぷり吸収して、精子は運動率を高めます。

女性の膣の中で射精をした場合、女性の膣の内壁からも性的興奮とともに粘性のある分泌液が出てきます。この分泌液は性交をスムーズにすると同時に、普段は酸性に保たれている膣内をアルカリ性にする働きがあります。
さらに性的興奮によって、女性の子宮口が膣の方へと降りてきます。そこに勢いよく射精が行われることで、子宮口が精液に浸かる状態になり、精子が子宮の中へとより早く導かれるようになります。

粘性の高い精液に守られていた精子ですが、30分もすると精液はサラサラに変わります。そして子宮頚管の中へと侵入した精子たちは、卵子を目指して一心不乱に子宮の中をまっすぐ泳ぎます。
そのまま子宮から、卵管に入り卵管膨大部まで到達したときに、卵巣から吐き出された卵子と幸運にも出会うことができたら、精子はさっそく受精の準備に入ります。実は子宮は精子を迎え入れるために蠕動運動(ぜんどううんどう)をして、精液をスポイトのように吸い上げ、精子の運動をサポートします。

さらに子宮頚管の中にはさらさらな分泌液が分泌され、精子の泳ぎを助けます。また、精子は女性の胎内に入ると、黄体ホルモンという女性ホルモンにさらされることで影響を受け、受精力を完成させると考えられています。

卵子に出会った精子は、培った能力を駆使して卵子の表面を少しずつ溶かします。そして、たった1匹だけが卵子の中へと入りこみ、見事に受精を遂げるのです。

精子のかたちの特徴と精液内の精子の数

精子は、ご存じの通りオタマジャクシのような形をしています。頭部にあたる部分には、大切なDNA情報、染色体などが詰まっています。身体の部分に集まっているのはミトコンドリアで、ここをエンジンとして精子は活動します。

精子の主な活動はとにかく前へと泳ぐことです。精子が射精後どれくらい長く前へと泳いでいられるか、また一度に射精されるティースプーン1杯程度の精液中に、たった1%しか存在しない精子のうち、どれくらいの割合で強い前進力を持つものがいるのか、という「運動率」は、精子の質のうちでも大変重要なものです。

精子は鞭毛(べんもう)というしっぽを持っており、ミトコンドリアのエンジンで鞭毛を元気に動かして子宮の中を泳ぎます。一度に射精される3~4mlの精液中にはたった1%しか存在しないにも関わらず、なんと1~4億個もの精子が含まれています。それほど精子は小さな存在なのです。

しかし卵管までたどり着ける幸運な精子は、たった100~200個。それまでの長い旅路の間に死んでしまったり、運動性を失ってしまったりしてどんどん減ってしまいます。
しかも卵子は1匹の精子を受け入れたとたんに表面の性質を大きく変化させてしまい、他の精子の侵入を許しません。

実は、精子が精原細胞から細胞分裂を繰り返して精子への第一歩を歩み出してから、射精される状態へと成熟するまでに、なんと74日間もの長い長い時間がかかっています。精子は曲精細管で生まれ、精巣上体を移動し、精管を通って射精に至り、子宮を泳いで卵管に入るまで、驚くほど長い距離を移動し、長い時間を過ごしているのです。

精子が作られるサイクル

精子は精原細胞が分裂を始めてから74日間かけて作られます。その間には、曲精細管や精巣上体、精管など非常に長い旅路をたどります。でも、精液としてすべてが射精されるわけではありません。

そして射精されても、すべてが女性の卵子とめぐり合えるわけではありません。女性の卵子とめぐり合う可能性が非常に高い卵管膨大部にたどり着くのは、一度に射精される数億のうちわずか100あまり。そして、卵子と受精できるのはたった1つです。せっかく女性の胎内に射精されても、卵子とめぐり合えずに死んでしまう場合だって多いのです。

精子が作られる74日間という長いサイクルを考えると、たった数日の受精可能なタイミングに合わせて次々と新鮮な精子が作られ続けなければならない理由がわかりますよね。「なんだかすごく多すぎて無駄なのでは?」と感じるかもしれませんが、精子に与えられた旅の過酷さと生存競争の激しさは途方もないものなのです。

そして、作られる精子がすべて健康であるべき形をしているわけではありません。実は正しいDNA情報を持ち、高い運動性を備え、長時間活動できる優秀な精子はそう多くはないのです。

ちゃんと射精ができても、精液の中になんと精子が全くいない状態の人や、精子がいても卵子を受精させる能力に欠けている人、生存競争に打ち勝てるほどの精子が居ない人などさまざまです。次項では、健康ではない精子について詳しくご紹介します。

射精できるのに受精できない!健康ではない精子とは?

実は男性側に問題がある不妊症カップルの割合は、不妊症で悩むカップル全体の5割にのぼります。それほど男性の不妊患者は多いのです。勃起障害など物理的な理由で性交ができず、妊娠に至らないというケースもありますが、多くは「ちゃんと射精できているのに受精できない」ケースです。そこには「精子が健康な状態ではない」という問題が存在しています。

射精できるのに受精できないケースの原因

射精できるのに受精できない場合、多くは精子になんらかの異常があると考えられます。医師に診断されることの多い症状の名前をご紹介します。

○乏精子症…精子の数が非常に少ない状態
○無精子症…精液内に精子が居ない状態
○精子無力症…精子の運動率が非常に低い状態
○精索静脈瘤…精巣の静脈に血液が逆流する、乏精子症などの原因になる病気
○造精機能障害…何らかの原因で健康な精子がちゃんと作られない状態

これらが主に見られる精子の異常や精子の異常を生み出す原因の病気です。もちろんほかにもさまざまな原因が存在します。これらは泌尿器科やメンズクリニックなどできちんと検査をしてもらわなければわかりません。

精子の正常値を知っておきましょう。

○精子濃度が1mlあたり2000万以上
○射精後2時間以内で前進運動をする精子が50%以上
○正常な精子が4%未満の場合は奇形精子症とされる
(WHO基準)

こうした正常値に満たない場合、上に挙げた精子の異常や、その原因となる病気などが潜んでいる可能性があると言えます。

精子の異常について

精子に起きる異常はいろいろあります。

○精子がいない
○精子がいるが、ほとんど動かない
○精子があまりいない
○元気な精子があまりいない
○精子が射精後すぐに動かなくなってしまう
○正常な形の精子がほとんどいない

中でも特に注目したいのが精子の濃度と精子の運動率、そして奇形率です。精子は少なくとも1回の射精において6000万~1億くらいは存在しなければ受精に至ることが難しくなります。

またまっすぐに力強く泳ぎ続ける「運動率」も、精子の質に非常に大きく関係します。精子がいくらたくさんいても、全然動かなければ卵子にまで到達できません。

精子には奇形が多く存在する

精子は正常なものが4%を切ると「異常」と診断されます。つまり、精子には奇形が多く存在するということになります。実は正常な男性の精液に含まれる精子でさえ、80%は奇形が見られると言われています。
(エスセットクリニックhttps://sset-clinic.com/guide/kikei_seisi.html

「奇形」と言われると非常に恐ろしい病気と感じてしまいますが、実際には奇形の精子から必ず奇形児が生まれるというわけではなく、奇形の精子は前進力が弱かったり、無事に受精ができなかったり、受精しても流産の原因になってしまうなど、妊娠させる力が欠けている場合が多いのです。

正常な精子は、頭の部分、つまりDNA情報や染色体を積んでいるもっとも重要な部分がきれいな楕円形をしています。でも奇形精子症の場合、頭の部分が細すぎたり、大きすぎたり、未成熟で丸かったり、つぶれていたりします。二つ頭のある精子がいることもあります。
こうした奇形の精子は、内部で核がつぶれてしまっていたり、変形してしまっていたりする可能性が高くなり、自然と妊娠させる力が落ちてしまうのです。この異常は病院で顕微鏡による検査をしてみなければわかりません。

精子の奇形を専門的に「治す」ことは難しいそうですが、健康な精子を生み出し、育てて優秀な精子を多く送り出せる体内環境を整えることができれば、少しずつ改善していくと考えられます。

ストレスによる異常

ストレスは、男性の健康を大きく蝕みます。ストレスといっても、さまざまなストレスが存在しますね。

○肉体的なストレス
○精神的なストレス
○環境ストレス

肉体的なストレスは、過労や睡眠不足、睡眠の質の低下、運動不足、乱れた食生活や喫煙習慣、老化といったさまざまな要因です。働き盛りの男性なら、ひとつふたつは思い当たることがあるのではないでしょうか。

精神的なストレスは仕事のストレスや夫婦関係、人間関係のストレスなどです。特に「妊活・不妊治療に対するストレス」はかなり大きなもの。「今日がタイミングの日だから」と朝奥様に声をかけられただけで緊張したり、うんざりしたり、ストレスを感じて萎えてしまう男性も少なくありません。

環境ストレスは一般的に暑さや寒さなども指すのですが、この場合は環境ホルモンを指しています。ダイオキシンなどの環境汚染によって、ここ数十年のスパンで男性の精子の量が減ってきているという研究結果も出ています。

ストレスは体内に活性酸素を増やし、DNAなどの遺伝子のコピーミスを起こしたり、新陳代謝が衰えて老化が進んだり、さまざまなダメージを及ぼします。そのため、ストレスフルな生活自体が、精子の質を落とす原因になっていると言えます。

タバコは精子にも良くない存在

タバコは妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにも、生まれてからの赤ちゃんにとっても非常に悪い影響を与えます。妊婦さんや赤ちゃんがタバコの副流煙を多く吸い込んでしまう環境下にあると、乳幼児突然死症候群のリスクが高くなります。

またタバコを日常的に吸っている男性の精子は、確実に質が落ちます。活性酸素を増やし、肺を毒素で満たす、百害あって一利ないものです。赤ちゃんがハイハイするようになれば誤飲の原因にもなります。

妊活・不妊治療をきっかけに禁煙してみましょう!ほかに病気が無ければ、それだけで低かった精子の質や量が、正常値に戻る可能性があります。

良い精子とは妊娠させやすい精子!その特長とは

では良い精子とはどんな精子かといえば、ズバリ「妊娠させる力に満ちた精子」です。

○運動率が高く、射精後2時間経っても前進する精子が多くいる
○奇形率が低く、DNA情報などが詰まっている「核」がしっかりしている
○高い運動率と良い形を持った精子が数多くいる

運動率が高く奇形率の低い、質の高い精子が精液の中にたくさん存在すれば、妊娠させる力はかなり高くなると言えるでしょう。こうした精子を生み出すためにはまず、精子が作り出され、きちんと排出されるまでのルートに病気や問題がないか、精子を作り出す身体全体の健康状態は良いかということに注目していく必要があります。

もし男性器やその周辺に病気や奇形などがあれば、専門的な治療が必要です。しかし精子を作り出す身体全体の健康状態は、自分自身で管理していかなければ向上しません。

特に元気な精子が作り出されるのに必要な栄養素は、積極的に自分で摂取していかなければならないのです。精子の健康には、男性の食生活が非常に大きく関与しています。そこで健康な精子を作るために、必要な栄養素を見ていきましょう。

健康な精子を作るのに必要な栄養素とはどんなものがあるのか?

健康な精子を作るために必要な栄養素にはどんなものがあるのでしょうか。効率的な栄養補給方法についても考えていきましょう。

サプリメントについて

男性の食生活は、働き盛りほど乱れやすくなりますよね。朝は忙しすぎたり前日のお酒が残っていたりで食べられなかったり、昼は外食やファストフードばかりになったり、仕事の関係で食べられなかったり。夜はお酒が中心になってしまったり、夜中に食べてそのまますぐに寝てしまったり……健康的とは言えない食生活の男性も多いのではないでしょうか。

しかし妊活で最も重視したいのは、食生活の改善です。なぜなら精子は男性の細胞の一部だからです。細胞の一部ということは、身体の一部ですよね。ヒトの身体は食べたものでできているのです。

炭水化物ばかり、お肉ばかり、脂っこいものばかりの食生活で、ビタミンやミネラル、アミノ酸などが決定的に足りないと、どうしても身体に変調が現れます。それは便秘などのよくある不調かもしれませんし、生活習慣病かもしれません。
そして、精子への悪影響かもしれないのです。健康な精子になるために必要な栄養素が足りず、精子が減ってしまったり、運動率が下がってしまったり、妊娠させる能力が低下してしまう可能性もあります。

忙しい男性の食生活を一変させることはかなり難しいでしょう。そんな時に助けてくれるのがサプリメントの存在です。必要な栄養素を、必要な量だけ手軽に飲み続けることができるサプリメントを上手に活用し、少しずつ食生活も改善していきながら、健康な精子を育てるための食生活へと変えていきましょう。

よく言われる亜鉛

精子に必要な成分といえば、よく言われるのは「セックスミネラル」亜鉛です。亜鉛は牡蠣などの魚介類に多く含まれますが、吸収率があまり良くありません。

しかし健康な精子には絶対に欠かせないミネラルです。前立腺液や性腺にたくさん存在し、男性ホルモン合成や精子の成長などに大きく関与します。また勃起障害や性欲減退にも関係しているのではないかと考えられています。

しかし加工食品などに含まれる添加物の中には、亜鉛の吸収を阻害する成分も存在しています。そのため、普段の食生活が乱れている人は積極的に摂りたい成分でもあります。

精力といえばマカ?

精力といえばマカ、というくらいよく知られている健康食材、マカ。マカはペルーが原産のアブラナ科の一種で、しょぼっとしたカブのような不思議なかたちをしています。一見すると栄養があるようには見えませんが、実は大地の栄養素を根こそぎ吸い込んで育つ驚異の植物なのです。

アンデスの高地で育ち、紫外線が非常に強く寒暖差も激しく、さらに空気も薄い、他の作物は育たないような荒野で栽培されます。そのため栄養素をみっちり貯めこみ、細胞を老化させる活性酸素に立ち向かう、抗酸化作用が非常に高いという特色を持っています。この地に生きる人々は高身長で子だくさんという人が多いそうで、古くは高地に慣れない軍馬にマカを与えたらみるみる繁殖力を取り戻したという伝説も残っています。

アンデスでは貴重な植物として珍重されてきたマカは、アミノ酸やミネラル・ビタミンが非常に豊富に含まれているなど栄養素に富んでいることがわかり、研究が進められました。その結果、精力剤だけでなく、実際に健康維持や男女の妊娠力向上に役立つと考えられ、現在では多くの妊活サプリメントに使用されるようになっています。

コエンザイムQ10が精子の質に影響を与えている可能性がある

またコエンザイムQ10も、精子の質に影響を与えている可能性が示唆されています。コエンザイムQ10は、細胞の中に存在するミトコンドリアがエネルギーを生み出すために必要なビタミン様物質です。ユビキノンとも呼ばれます。

コエンザイムQ10はヒトが元気に生きるため、細胞が活発に活動するために欠かせない成分ですが、実は20代から加齢やストレス、病気などの影響でどんどん減少してしまうのです。コエンザイムQ10が減少し、不足すると身体はパワー不足になってしまいます。

ミトコンドリアは精子のエンジンとしても非常に大きな役割を担っています。また男性の全身の元気にも当然大きく関わります。そのため、どうも元気が持続しない、といったお悩みを抱える男性には、コエンザイムQ10が配合されているサプリメントもおすすめです。

コエンザイムQ10を 選ぶなら、酸化型よりも還元型を選びましょう。酸化型は体内で一度変換しなければ働いてくれませんが、還元型を選ぶことでダイレクトに体内で働いてくれるようになります。

その他にも摂っておきたい成分

その他にも、男性には摂って欲しい成分がいろいろあります。

○ソイポリア…精液中に含まれるスペルミンと同じ、ポリアミンの一種。大豆由来成分。
○ビタミンC…抗酸化作用が高い
○ビタミンE…抗酸化作用が高い
○ビタミンB群…葉酸などを含む、代謝に必要なビタミン
○シトルリン…スイカから発見された抗酸化物質

また使用されている成分の放射性物質検査や残農薬検査もチェック可能で、国内の医薬品・健康食品GMP認定工場にて徹底管理のもと製造されたもの、成分の変質をしっかり防ぐカプセルやパッキングにも気配りされているものなどがおすすめです。

精子の寿命・精子の質による妊娠力の違いを知って妊活をより効果的に

精子の寿命やどうやって作られるか、どうやって精子の質が向上するのかを知り、妊娠力はどうやって違いが出るのかを知ることで、男性妊活に何が必要なのかがおのずとわかってきます。

まずは食生活習慣と、陰嚢周辺を熱・刺激から守る生活習慣を改善していくことから始めましょう。特に食生活習慣の変革は大切です。質の高いサプリメントも活用しながら、健康的な妊活を始めましょう。

マイシード
精子検査

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