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不妊の原因の50%は男性側にも問題があった(精子に問題がある?)

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【監修】
  • 江夏 徳寿:
    医師、英(はなぶさ)メンズクリニック 院長。鹿児島大学医学部卒業、神戸大学大学院医学研究科卒業。生殖医療専門医。泌尿器科専門医。指導医。
※詳細プロフィールは記事の最後に記載しております。

子供が欲しいと望んでいるにも関わらず妊娠できない、いわゆる不妊ですが、現在は3組に1組の夫婦が不妊の悩みを抱えているとも言われています。不妊の原因や対策を知ることによって正しい不妊治療や生活の中で改善できることについて調べてみました。

 

不妊とはどのような状態?不妊の定義

まず、不妊の定義について確認しておきましょう。
日本生殖医学会によると、正常な夫婦生活を送っているにも関わらず、1年以上妊娠しない状態を「不妊症」としています。以前は2年以上妊娠しない状態を「不妊症」としていたのですが、元々WHO等海外の機関では1年と定義されており、平成27年に日本生殖医学会も不妊症の定義を2年から1年に変更しました。これは生殖機能に問題のないカップルが妊娠を希望した場合に3ヶ月以内に50%、6ヶ月以内に70%、2年で90%が妊娠する、というデータから来ています。

妊娠を希望している、ということは排卵日にあわせて性交するなど、積極的に妊娠するように性生活を送っているということになります。それでも2年に渡り、妊娠しないということは何らかの問題がある可能性がある、ということです。

 

女性不妊の原因とは?

では、女性側に不妊の原因がある場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?女性不妊の原因は原因がわからない機能性不妊と原因が検査で特定できる器質性不妊に分けることができます。

原因が特定できる器質性不妊は下記の4つに分類することができます。
・排卵に問題がある…排卵因子
・卵管に問題がある…卵管因子
・子宮に問題がある…子宮因子
・子宮頸管に問題がある…頸管因子

この4つの中では排卵に問題があることが割合として最も多いのですが、女性不妊の原因のうち50%を占めるのは原因不明の不妊で、加齢による卵子の質の低下が問題だと考えられています。

 

男性不妊の原因は精子の問題?

かつては不妊というと女性側に問題があるという風潮がありましたが、不妊の原因の約半分、50%は男性側にあると言われています。

男性不妊の原因と考えられているのは主に下記の3つですが、90%は精子に問題がある造精機能障害です。

・精子に問題がある…造精機能障害
・精子が排出できない…精路通過障害
・ED、膣内で射精できない…性機能障害

精子の問題としては精子の数が少ない、精子が作られない、精子の運動率等が良くない、ということが考えられ、いずれの場合も不妊に繋がります。

射精とともに放出される精子は精液1mlあたり約1億個以上ですが、最終的に卵子にたどり着くのはたった1つだけという、いわば過酷な競争を勝ち残るだけの力が精子には必要とされます。

しかしそもそも精子の数が少なかったり、精子の運動能力が劣っていたりすると卵子までたどり着けないということになってしまい、これが男性不妊となるわけです。

 

精子が作られるメカニズム

では、精子が体内でどのようにして作られるのかについて確認しましょう。そのメカニズムを知ることで精子そのものの問題を解決し、男性不妊を解消することが出来るかも知れません。

精子は男性器の下部分、袋状の陰嚢に包まれている精巣で作られます。精巣は体温よりも少し低い温度環境(34℃)で最もよく働くようになっているため、体温よりも温度を下げる目的で精巣は体内にはなく、陰嚢に包まれてぶら下がっているのです。

精子は精巣の中にある精細管という部分で作られますが、女性の卵子が月に1度だけ排卵されるのと違い、毎日数百万の精子が作り出されています。精子は約70日かかって作り出され、射精の機会を待つことになるのです。

正常な状態では精液1mlに対して約1億個の精子が含まれますが、この数が4,000万以下になると不妊の可能性が高くなると一般的に言われています。

 

男性不妊の原因かも!乱れた生活習慣で精子が減ってしまう?

精子が正常に作られないというケースについては精索静脈瘤のようなはっきりした原因のあるものは適切な治療を行うことで男性不妊を解消できる可能性が高くなりますが、よくわかっていない原因の中には生活習慣によるものがあると言われています。

下記のような生活習慣は精子がうまく作られない原因となったり、精子にダメージを与えて運動能力を低下させたりする可能性があります。

喫煙

喫煙をすることで活性酸素が体内に発生し、精子にダメージを与えるということが分かってきました。精子が減少したり、奇形率が上がることが報告されています。

飲酒

アルコールは肝臓以外に精巣でも分解され、その過程で毒性の強いアセトアルデヒドが生成されます。アセトアルデヒドが精巣内で増えると精子の生産を阻害し、精子の数の減少や奇形、運動能力低下につながる恐れがあります。

疲労、ストレス

疲労や過度のストレスは男性ホルモンであるテストステロンの分泌を阻害するため、性欲が減退してうまく射精ができなくなったり、精子数減少、精子の運動能力低下の原因となったりする可能性があります。

男性不妊かも、と思っている男性の方でこれらに心当たりのある方は日頃の生活習慣を見直す必要があるかもしれませんね。

 

不妊の原因の半分は男性側。夫婦でまずは検査を!

不妊の原因は女性、男性ともに半分ずつだということがわかりました。不妊で悩んでいる方は女性だけではなく夫婦2人で病院に行き、一緒に検査を受けることが不妊治療の第一歩です。それによって適切な治療や対策を検討することができるようになります。

また、男性不妊では精子が正常に作られるために生活習慣を整えることが重要。自分でできるケアとしては精子にダメージを与え、活性酸素を増やす喫煙や疲労、ストレスを避ける、過度の飲酒を避ける、などが考えられますが、意識して抗酸化物質を摂取するということも重要です。

具体的にはビタミンE、コエンザイムQ10などは、抗酸化力が高いことで知られています。また、精子の生産にも関わる男性ホルモン、テストステロンの分泌にも影響があるとされる亜鉛が含まれる食材を意識して摂取することもおすすめです。

これらの成分を食事だけで摂取するのは意外と大変ですので、サプリメントを上手に活用したセルフケアをすることで精子を作る体内環境を整えましょう。

 

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【この記事の監修】
  • 江夏 徳寿(えなつ のりとし)


    医師、英(はなぶさ)メンズクリニック 院長。鹿児島大学医学部卒業、神戸大学大学院医学研究科卒業。生殖医療専門医。泌尿器科専門医。指導医。
    大学卒業後、済生会福岡総合病院にて研修医として従事。その後亀田総合病院にて泌尿器科後期研修医プログラムを終了し、より専門的な分野を学ぶために神戸大学附属病院へ転職。
    男性不妊を専門として臨床経験を積む傍ら、神戸大学大学院へ進学し研究にも従事した。
    大学院卒業後は神戸大学にて教鞭をとりつつ、泌尿器科全般の臨床に従事し、腹腔鏡手術の技術認定医も取得。
    神戸医療センター西市民病院副医長を経て、専門分野をより深く極めるために英ウィメンズクリニックへ就職。
    男性不妊に留まらず、不妊をトータルで診療するために、婦人科診療も行っている。

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