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【徹底解説】シリンジ法は家庭でできる最先端の妊活スタイル!

この記事は男性妊活の専門サイトとしてベビーライフ研究所が監修及び運営管理しております。

妊活にはさまざまな方法があります。中でも注目されつつある妊活スタイルが【シリンジ法】です。シリンジ法は「シリンジ」という針のない注射器のような、簡単な器具を使って行う妊活方法です。
専用キットを使えば自宅で、カップルでできるリーズナブルな妊活方法として、クリニックでの不妊治療を負担に感じている方などからすでに利用されています。
そしてもう一つ話題となっているのが、シリンジ法を活用した40代の女性の妊娠例が報告されているという点です。
40歳を超えると、女性の妊娠率は大きく低下します。男性の精子に備わる「妊娠させる力」も、男性の年齢とともに低下します。それなのに、なぜシリンジ法を試したカップルは妊娠することができたのでしょうか。
シリンジ法で妊娠した女性の実例をはじめ、シリンジ法とはなにか、どうすれば妊娠率がよりアップするのかなど、シリンジ法に関する最新情報を徹底解説します。

目次

シリンジ法で43歳女性が妊娠した!

「43才、スポイト法(シリンジ法)での妊娠例」

43歳女性に備わっていた妊娠力は高くはなかった

このブログに登場する女性は43歳。妊娠・出産から見れば超高齢です。しかも今後排卵する能力、妊娠力のひとつを計測する検査で、かなり低い判定が出ていました。
妊娠に成功した43歳女性には、アンチミューラリアン・ホルモンというホルモンがあまり分泌されていませんでした。このホルモンは、排卵に向かう卵子から放出されます。
不妊治療を行っている産婦人科なら、血液検査で調べることができます。このホルモンが適正だと、卵巣内にこれから排卵される予定の卵が、たくさん残っていることが分かります。つまり、卵巣の排卵能力が分かるのです。
40歳から45歳の女性の基準値と比較して、この女性は非常に低い値しか出ませんでした。50歳以上のまさに閉経直前の女性と変わらないレベルだったのです。

一般的な40代女性の妊娠する力とは

排卵能力とは別に、卵自体の妊娠力も年齢とともに低下していきます。受精卵を受け止めて育てるための、母胎としての力も落ちてくるため、受精したとしても、化学流産する可能性が高くなります。
43歳でAMH値0.2とは、妊娠できる可能性はほとんどないといえる状態です。しかしその女性は確実に妊娠し、胎児心拍も認められました。

シリンジ法とは自宅でできる簡単な【人工授精】

シリンジ法は、人工授精のひとつです。人工授精はおもに医療機関で医師によって行われますが、シリンジ法は自宅でできる人工授精です。

シリンジ法とは

シリンジ法は、【シリンジ】という専用器具を使用して、男性がマスターベーションで得た精液を、女性の膣内へ注入する方法です。
シリンジという言葉にまったく聞き覚えがないという方も多いのではないでしょうか。シリンジは、注射器のような形をしており、先端には針ではなくシリコンゴム製のカテーテルがついています。
注射器の胴部分をシリンジと呼ぶため、シリンジ法と呼ばれています。精液を、シリンジとカテーテルを経由して女性の膣内に注入し、器具によって精液の膣内射精を再現するのです。

シリンジはどこで手に入るの?

妊活のシリンジ法に使用するシリンジキットは、Amazonや楽天などの通販サイトで簡単に手に入ります。取り扱っている産婦人科クリニックもあります。
よく使用されているのは【プレメントシリンジ】というキットです。だいたい1つ500円程度ですが、1度で妊娠できる可能性はかなり低いので、セットで購入するとお得で便利です。
また実際に購入して使ってみた人々の生の声がレビューで読めるので、購入を迷っている場合は一度目を通すことをおすすめします。

シリンジ法(人工授精)は医師以外でも行える?

人工授精を一度受けたことがあるカップルは、あらかじめ女性の排卵日を調べたり、排卵日に合わせて夫婦で仕事を休み、病院で処置を受けたりするなど、検査や面倒な手続きの多さをご存じだと思います。
あんなにたくさんの検査を乗り越え、病院で採精するわずらわしさを乗り越えて人工授精を受けるのです。それを自宅で、自分たちだけで行えるなんて不安を覚えるかもしれません。
しかしシリンジはカップルが自分たちで互いをいたわりながら、ベッドの上で行えるように開発された器具です。
高度な技術が必要な体外受精ではなく、人工授精をより簡単にできる器具です。やり方をマスターし、慣れればうまくできるようになります。

シリンジ法(人工授精)と体外受精の違い

人工授精はあらかじめ採取した精液を、女性の胎内に注入する行為です。体外受精は高度な医療行為で、生殖補助医療です。

人工授精と体外受精の違い

人工授精(シリンジ法を含む)
人工授精は、男性があらかじめマスターベーションなどで精液を取り出し、そのまま、もしくは濃縮した状態で女性の膣や子宮内に注入する方法です。取り出した精子をそのまま膣内に注入するのがシリンジ法です。人の手が介在しますが、ほとんど自然な性行為と変わらない方法で精液が子宮に入ります。無事受精に至るかどうかは、卵子と精子が持つ妊娠力にゆだねられます。

体外受精(顕微授精・生殖補助医療)
体外受精はその名のとおり、卵子と精子を一度母体・父体から取り出して、シャーレ内などで人工的に受精させる方法です。
顕微授精は体外受精よりさらに緻密な医療行為で、顕微鏡を使って卵子に精子を注入し、人の手で授精させます。
人工的に受精した受精卵は、その後培養され、細胞分裂がはじまって命が宿ったことが確認されたら、子宮内にもどして着床させます。しかし無事着床し、心臓が拍動を始めて胎盤が形成されるまで油断はできません。

人工授精と体外受精、どちらも人の手を介在するので、どんな違いがあるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

実際はまったく違う方法です。人工授精がほとんど自然な性行為と変わらないステップであるのに対し、体外受精は完全に人の手で受精がサポートされます。
シリンジ法は、費用も心身への負担も飛躍的に軽くなる、人工授精のひとつの方法です。それでは、どういう手順で行うのか、詳しく見ていきましょう。

シリンジ法の基本的なやり方

シリンジ法の基本的なやり方をマスターしていきましょう。難しい技術は必要ありません。簡単な手順を覚えればすぐにできます。

1.女性は基礎体温をつけ排卵日の予測を始める

女性はすでに測って記録しているという人が多いと思われますが、まだスタートしていないという方は、基礎体温を測りはじめ、折れ線グラフの上下をチェックしてみましょう。
今は基礎体温を管理できるアプリや、アプリをダウンロードしているスマホにデータを送ることで、自動で体温表をつけてくれる婦人体温計があります。
月経のスタートや終了なども登録することで、次の月経予定日を割り出したり、排卵の推定日を予測してくれるものもあります。 自分のバイオリズムが分かってくる3ヶ月分は記録を続けましょう。
もし高温期と低温期がはっきりしないなど、一般的な上下をしていないようであれば、基礎体温表を持って産婦人科を受診してみましょう。

2.シリンジキットを手に入れ説明書を読む

女性が基礎体温を付け始めたと同時に、シリンジキットの通販サイトページでよくレビューを読み、国産の信頼できるものを購入しましょう。
購入したら、カップルできちんと説明書を熟読します。なんとなく、で使い始めてはいけません。あくまでもシリンジは医療用の器具であることを念頭に置いて、説明書にある手順をしっかり守りましょう。

3.食生活・生活習慣を整え排卵日を予測する

シリンジの準備や、基礎体温の記録が3ヶ月ほどたまるまで待つ間、夫婦ともタバコやお酒は控え、できるだけ規則正しい生活・食生活を送りましょう。これは妊活中いつも心がけておきたい習慣です。
ある程度排卵日が予測できたら、いよいよ実践です。3ヶ月待たなくても排卵日がなんとなく予想できるようになったらスタートしましょう。妊活は時間との勝負でもあります。チャンスは月に5日間。無駄にしないよう、活かしたいですね。

4.排卵日の2日前から実践する

月経が終わったら、次に排卵が起きるであろうと予測される日の2日ほど前から、シリンジ法を実践します。
基礎体温が一度ぐっと下がり、低温期に入った日からスタートするとタイミング的にも良いでしょう。その日から5日間が、もっとも受精しやすいと言われているゴールデン5デイズです。
とはいえ5日間続けてシリンジ法を実践することは、男女ともに大変です。できれば毎日早寝を心がけ、疲れをためないようにしましょう。次からは実践方法です。

5.男性・女性とも入浴を済ませ、よく手を洗って準備へ

男性・女性とも入浴をして体を清潔にします。また採精・挿入の直前にはふたりともよく手を洗いましょう。ベッドにバスタオルなどを敷いておくと汚れを防ぐことができます。

6.男性がマスターベーションで精液を採取する

プレメントシリンジキットなどに同封されている採精用の滅菌カップを使用して、男性はマスターベーションなどで精液を採取します。

7.精液がゲル状から液状になるまで10分~15分ほど待つ

採取したての精液はゲル状です。しばらく待つと液状になりサラサラ状態になるので、乾燥したり雑菌が入らないように待ちましょう。

8.精液をシリンジで吸い込む

一度注射器のピストンを少しだけ持ち上げて、空気をほんの少し吸わせます。その後カテーテルの先端を精液につけて、シリンジ内に精液を吸い上げます。
精液は泡立てないように、静かに吸い上げましょう。その間に女性はベッドに横になり、腰の下にまくらやクッションを入れて腰を高く上げ、準備をしておきましょう。

9.カテーテル部分を女性の膣内に優しく挿入し、精液を注入する

カテーテル部分を女性の膣内に10センチほど挿入します。挿入し終えたら、シリンジのピストンをゆっくりと押し、静かに精液を女性の膣内に注入していきます。

10.使用済みシリンジキットはすぐに廃棄処分する

シリンジキットは、同じカップルであっても絶対に使いまわしをしてはいけません。雑菌が入ると女性の膣炎や子宮炎などを引き起こす可能性があります。
シリンジは一度しか使えない、使ったら廃棄処分しなければならない【単回使用医療機器】と呼ばれる器具です。使ったあとはお住まいの地域のごみ分別に従って捨ててください。

11.女性は精液注入後、腰を高めにして10分間は安静に

女性は精液を注入したら、動いてはいけません。せっかく注入した精液が流れ出してしまう可能性があるからです。腰の位置を高めにして膣の出口がなるべく上に来るようにし、10分間はそのまま横になっていましょう。
眠れるのであれば、そのまま寝てしまっても構いません。すぐにトイレに行かずに済むように、事前にトイレは必ず済ませておきましょう。

12.排卵予定日2日前からできる範囲で5日間続ける

5~11までの過程を、できる範囲で5日間続けます。体調やお互いのメンタルを考え、1日おきにするなど、回数を調整しながら行ってください。ストレスや疲れがたまるようでは意味がありません。
それで今月のトライは終了になります。月経が来たら翌月に期待、月経に遅れが出たら市販の妊娠検査薬を定められた期間に試してみましょう。

シリンジ法のメリット

シリンジ法にはどんなメリットがあるのでしょうか。多くの人がシリンジ法を実践している理由が、シリンジ法のメリットに隠されています。チェックしてみましょう。

シリンジ法のメリット

1.性交を無理強いされない・性交を必要としない
2.男性がEDなどの困難を抱えていてもマスターベーションさえ可能なら妊活できる
3.妊活のために5日間性交をし続けるプレッシャーから解放される
4.男性はクリニックなどでマスターベーションをしなくて済む
5.女性は前後の検査を受けなくて済む
6.性交に痛みをともなわない
7.周囲の人に妊活のことを知られずに済む
8.カップルのペースで妊活を進められる
9.コストがあまりかからない

1.性交を無理強いされない・性交を必要としない

シリンジ法を活用すれば、性交自体に嫌悪感があるカップルや、性交ができないカップルでも男性の精液を女性の膣内に注入できます。

2.男性がマスターベーションさえ可能ならすぐに妊活できる

男性がマスターベーションさえ可能なら、自分たちでシリンジキットを用意するだけで、効率的なシリンジ法がすぐにスタートできます。年齢的にあまり時間がないというカップルは、時間を無駄にせずに妊活を進めることができます。

3.妊活のために5日間性交をし続けるプレッシャーから解放される

妊活のために、ゴールデン5デイズはできるだけ性交をした方が妊娠率がアップするとされています。しかしセックスレスカップルにとって、5日も連続して性交渉を持つことなど無理に近いですよね。
シリンジ法を活用すれば性交渉を持たなくてもゴールデン5デイズを可能な限り妊活に充てることができます。性交渉しなければならないというプレッシャーから解放されるだけでも、カップルのストレスが軽くなり、気分がアップするケースもあります。

4.男性はクリニックなどでマスターベーションをしなくて済む

男性の場合、クリニックなど人目が気になる場所で緊張しながらマスターベーションをする必要がなくなります。どうしてもあの雰囲気が苦手で苦痛という男性も多いので、気分も楽になりますね。

5.女性は前後の検査を受けなくて済む

女性は妊娠の確率をアップさせるために、クリニックで性交前後の検査を受けた方が確実ではあります。しかしその検査は女性にとって心身ともにつらいものです。女性の体と心は密接に結びついており、ストレスが女性ホルモンに悪影響を及ぼすことはよく知られています。
よく「クリニックでの不妊治療をやめたとたんに子どもができた」という噂を耳にしませんか。不妊治療や妊活に対するストレスから解放されたことで、男女ともに心身の調子が整ったからというカップルも多いのではないでしょうか。
男性も女性も「クリニックに通い続ける」というストレスから解放されるだけで、妊活に良い影響がある可能性があります。今、妊活にストレスやプレッシャーを感じているなら、一度クリニック通いをお休みし、シリンジ法に切り替えてみてはいかがでしょうか。

6.性交に痛みをともなわない

性交痛がある女性は一定数存在し、またまれに男性も痛みをともなうことがあります。痛みが強ければ膣内射精が不可能になってしまいます。シリンジ法は細いカテーテルを挿入する方法ですし、妊活ゼリーなどを活用することで痛みを軽減できます。

7.周囲の人に妊活のことを知られずに済む

シリンジ法に使用するシリンジキットを購入する際は、内容がわからないように送付するよう手続きしたり、クリニックで直接購入したりすることで、他の人に知られずに済みます。
妊活をしていることを周囲の人々に知られたくない、これ以上プライベートに踏み込まれたくないという方や、クリニックで妊婦さんたちと順番待ちをすることが苦痛という方には嬉しいメリットですね。

8.カップルのペースで妊活を進められる

最初は食生活習慣や生活習慣の乱れを整えたり、サプリメントを飲んだりといった、自分たちのペースで進められる妊活をしていたカップルも、クリニックで不妊治療をスタートするとそうはいかなくなってきます。
不妊治療外来は混んでいることが多く、次の予約まで長く待たなければならないこともあります。年齢的にも時間がなく、医師が検査の予定を次々に入れていく状況で「ちょっと待ってください」とは言いだしづらいものです。
シリンジ法であれば予約を待つ必要はありません。時間がないとわかっていても休みたい時は休むことができます。自分たちのことだから、自分たちでペースを作って進めたいと考えるカップルにはおすすめです。

9.コストがあまりかからない

不妊治療は自費なので、検査をひとつ受けるだけでも数千円のお金がかかります。人工授精はそれでも1周期につき数万円単位ですが、補助金の対象ではありません。
高度不妊治療と呼ばれる生殖補助医療は数十万単位でお金がかかります。体外受精・顕微授精は補助金が出ますが、女性側に年齢制限があるなど、いつまでも受け続けることはできません。
その点、シリンジは1回分500円程度です。ゴールデン5デイズすべてに使用したとしても、2,500円です。20本セットを買うと1万円で4ヶ月分ですし、ネット通販で買えばポイントもつきます。コスト面で不安がある、でも積極的な妊活がしたいという希望をかなえてくれる方法です。

シリンジ法のデメリット

シリンジ法にはデメリットもあります。実際に行う前に、デメリットについてもきちんと把握しておきましょう。

シリンジ法のデメリット

1.衛生面で管理が完璧ではない
2.精液の乾燥が起こる
3.慣れるまで失敗することがある
.セックスレスを助長する可能性がある

1.衛生面で管理が完璧ではない

クリニックでは完全に滅菌状態で人工授精が行われます。もちろん医師や技師は手袋とマスクを使用し、素手で触れるようなことはありません。
しかし家庭でのシリンジ法は、いくら手をよく洗い、滅菌されたシリンジキットを使うといっても、どんな雑菌が混ざるかわかりません。雑菌は私たちの爪の間や空気中にもたくさん存在するからです。

シリンジキットはできるだけ雑菌感染を防ぐべく開発されていますが、扱い方によっては雑菌が繁殖してしまう可能性があります。衛生面は特に注意してシリンジ法を行うようにし、膣炎などの感染症を防ぎましょう。

2.精液の乾燥が起こる

シリンジ法では、ゼリー状で放出された精液が液体状態になるまで10分程度待たなければなりません。シリンジキットに入っている滅菌カップは、できるだけ精液を乾燥させないようになっていますが、それでも完璧ではありません。
精液が乾燥すると、中にいる精子にとって悪影響になります。精液はただの粘液ではなく、男性ホルモンや亜鉛など、精子にとって重要な成分がぎっしり詰まった精子のための特別な液体です。一般的な性交なら、精液は直接膣内に射出されるため、乾燥することはあり得ません。

3. 慣れるまで失敗することがある

シリンジ法はかなり特殊な方法です。これまで、医療従事者でない限り、人の体内にカテーテルを挿入したり、注射器のピストンを押したりしたことはない、という方がほとんどでしょう。
そのため、よく使用方法を理解してからスタートしないと、失敗してしまう可能性があります。慣れるまでは準備に時間がかかり、精液の鮮度が落ちてしまうかもしれません。

4. セックスレスを助長する可能性がある

シリンジ法の最大のメリットは、性交ができないカップルでも妊活が手軽にできるという点です。しかし性交をしなくてもいいんだという気持ちがカップルの中で強くなってしまうと、そのままカップルの触れ合いが減っていってしまうおそれがあります。
性交は子孫を残すためだけに行う行為ではありません。また膣内で射精することだけが、性交の重要事でもありません。愛する人と触れ合い、肌のぬくもりを感じ、「いとおしいな、一緒にいられて嬉しいな」と感じることも、とても大切です。
セックスレスが進むことで、カップルが互いに触れ合うことすら無くなってしまうと、いつしか気持ちがすれ違ってしまうかもしれません。セックスレスは、男女ともに離婚原因ランキングのトップ10に入っているのです。

シリンジ法に向いているカップル

シリンジ法は、向いているカップルとあまり向かないカップルに分かれます。どういったカップルがシリンジ法に向いているのでしょうか。

【男性】性交が負担・ストレスなどが強い

・日常のストレスや疲れが溜まりすぎて性的な気分になれない
・妊活へのプレッシャーが大きすぎてストレスになっている
・性交が可能な勃起状態を得られない・維持できない挿入困難
・性交時に勃起状態が得られず、射精できないED

また男性は性的にとてもセンシティブです。ストレスや疲れをはじめ、妊活のプレッシャーでも性的な気分が失せたり、勃起できなくなってしまったりします。
性交を成功させるためには、膣に挿入し、射精に至るまでの勃起状態を維持しなければなりません。しかしそんなことを考えていたら、ますます萎縮してしまうでしょう。
男性側に挿入困難やEDなどがあり、マスターベーションは可能でも自然な性行為が難しい場合、シリンジ法はとても有効な方法といえます。
自宅のトイレや寝室などパーソナルスペースで、リラックスして行うマスターベーションでも採精可能であり、人の目を気にすることがないシリンジ法は理にかなっているのです。

【女性】性交痛がある・性交が苦手・過労・ストレスなどが強い

・性交時に膣や下腹部に痛みがあり性交を最後まで完遂できない
・過去にトラウマがあるなど、性行為が生理的に苦手
・仕事のストレスや過労などで、性的な気分になれない
・子育て中なので子どものことが気になって性交に集中できない
・出産後、急に性的意欲が薄れてしまった
・周囲からの妊娠プレッシャーで性交が嫌になってしまった
女性は体の構造上の問題や子宮筋腫、粘液分泌の不足などが原因で、性交時に痛みを感じるケースがあります。痛みがひどいと、男性が射精するまで耐えられないこともあり、不妊につながります。

また性交が生理的に苦手という女性もいます。最初から苦手な女性、出産を機に苦手になった女性、育児のストレスで性欲を感じなくなる女性などさまざまです。また妊活を始めたとたんに性交が義務になり、嫌になってしまうケースもあります。
現在は共働き家庭も多く、女性も仕事の疲れやストレスを多分に抱えていることが少なくありません。男性と同じ理由で性交に気持ちが向かない女性も増えているのです。

シリンジ法の成功率を高めるために

シリンジ法は必ず成功する方法ではありません。その他の妊活や不妊治療同様、最終的には男女それぞれの持つ妊娠力と、受精卵の生命力がカギとなります。だからこそ、成功率を高めるためにできる努力はいろいろあります。ひとつずつトライしてみましょう。

産婦人科・泌尿器科・メンズクリニックなどで二人とも検査を受ける

これまで一度も不妊に関する検査を受けたことがないというカップルは、産婦人科や泌尿器科、メンズクリニックなどで基本的な妊娠力の検査を受けてみましょう。
【女性】の場合、基本的な検査は以下の5つです。

・基礎体温

3ヶ月程度は記録したものを持っていきます。アプリの場合はプリントアウトするなどして持っていくと見やすいでしょう。

・頸管粘液検査

子宮頸管を満たす粘液が良好かどうかの検査。この粘液が少なすぎたり、濁っていたり、ねばりが強すぎる場合は精子が通りにくくなります。排卵日が近くならないとできない検査なので、検査を受けるタイミングによって別の日になることもあります。

・フーナーテスト

排卵日を予測してその朝に性交し、その日に検査を受けます。頸管粘液の中に精子がきちんと進入し、前進しているかを確かめます。

・子宮卵管造影

月経の直後に、子宮頸管から造影剤を子宮内に注入し、子宮のかたちや卵管のつまりなどをチェックします。

・経膣超音波検査

膣内に細い棒状のプローブを挿入して、子宮や卵巣などのチェックを行います。卵胞の発育状態がある程度分かるほか、子宮や卵巣の病気の有無も調べます。

【男性】の場合、検査は1つだけです。

・一般精液検査

マスターベーションなどで精液を採取し、その中にふくまれる精子の数や運動率、奇形率などを詳細に調べます。無精子症や乏精子症、精子無力症や精索静脈瘤など、さまざまな要因で妊娠させられない、妊娠させにくい状態の男性はかなりの数にのぼります。
じつは不妊症に悩むカップルのうち、男性にも何らかの要因があるケースは半数にのぼります。男性の検査はひとつしかなく、女性と比較しても負担は軽いので、必ず受けるようにしましょう。

 

男女ともに体調を整える

男性、女性ともに検査を受けることで、精索静脈瘤や子宮筋腫などの病気が見つかる可能性があります。この機会に治療を受け、体調を万全に整えましょう。
男性の場合無精子症と言われると絶望的な気分になるかもしれませんが、外科手術でよくなったり、顕微授精が可能になったりすることもあります。また女性は子宮筋腫や卵管のつまりなどを治療することで、急に妊娠しやすい状態になることもあります。
病気を告げられるとショックが大きいでしょう。しかし、妊娠力の検査を受けない限り、生殖器の精密な検査を受けることはなかなかありません。できれば結婚を機にブライダルチェックを受け、受けなかった場合は妊活のはじめの一歩として検査を受けましょう。

産婦人科クリニックでシリンジ法に協力してもらう

通っている産婦人科の先生にシリンジ法を試してみたいと話し、排卵日がいつごろになるか検査でチェックしてもらいましょう。
クリニックでシリンジ法を推奨しているところもあり、キットを扱っている場合もあります。最初から積極的にシリンジ法を推奨しているクリニックを選ぶこともひとつの方法です。

基礎体温とアプリでゴールデン5デイズを割り出す

基礎体温を計測し、アプリと連動させて、排卵日をはさんだゴールデン5デイズを割り出すようにしましょう。
市販の排卵検査薬もあります。使用する場合は、第一類医薬品にあたるので、薬剤師がいる薬局で購入しましょう。
これはこれまでのタイミング法と変わらないのですが、男性は性交による膣内射精を強要されません。プレッシャーの面でかなりの違いが出てくるのではないでしょうか。

妊活ゼリーを併用する

性交時に膣内の潤いを補うために使用される、潤滑ゼリーという商品があります。一般的な潤滑ゼリーはうるおいをアップするだけですが、妊活に役立つよう開発された「妊活ゼリー」という商品があります。

【精子は膣内環境に弱い】
精子は非常に酸に弱いという性質を持っています。しかし女性の膣内は自浄作用があり、もともと酸性に保たれています。そのため、そのままでは精子にとって女性の膣内は非常に厳しい環境なのです。
そのために排卵日が近づくと子宮頸管内に精子が通りやすいよう粘液が満たされるのですが、妊娠しづらいカップルの場合、粘液と精子の相性がうまくいっていないケースもあります。

そこで開発されたのが妊活ゼリーです。妊活ゼリーは精子に優しい弱アルカリ性に整えられ、なるべく女性の体液に近づくように浸透圧も調整され、粘度も抑えられているなど、さまざまな工夫が凝らされています。
また性行為とは異なり、乾いた状態の膣にシリンジのカテーテルという異物を挿入すると、とても細い管とはいえ、違和感や痛みが起きる可能性があります。
潤滑ゼリーは女性の負担を軽減することにもつながるので、できるだけ妊活のために開発された妊活ゼリーを使うようにしてみましょう。

シリンジ法を行った翌日に産婦人科でフーナーテストを受ける

シリンジ法を行っても、ちゃんと精液が膣から子宮に到達しているのかわからない……と不安に感じたら、産婦人科でフーナーテストを受けることで結果がわかります。
フーナーテストは性交したその日の頸管粘液を調べることで、精液中の精子が無事に膣や子宮の方へ進入していっているかを調べることができる検査です。

マスターベーションでも射精に至らない男性は受診する

性交がうまくいかないために不妊になっているカップルは、かなりの数にのぼります。女性側の性交痛が重い場合と、男性がEDだったり射精困難でうまくいかなかったりする場合があります。
しかし女性にとって理解しがたいことかもしれませんが、性交では射精できない、妻相手では射精できないけれど、マスターベーションなら射精できるという男性は意外と多いのです。
性交時は勃起・射精できないけれどマスターベーションなら大丈夫という男性は、パートナーに嫌悪感を抱いているわけではありません。理由は人によりさまざまで、医療機関での治療によって改善することもあります。
しかし、中にはマスターベーションでも射精に至らない男性もいます。そういった場合、何か病気が潜んでいるか、精神的な問題が起きている可能性があります。
男性がどうしても精液を採取できないという場合は放置せず、早めに泌尿器科かメンズクリニックなどを受診しましょう。

シリンジ法とクリニックの人工授精の違い

シリンジ法とクリニックの人工授精はどのような違いがあるのでしょうか。医師が行う人工授精の方が成功率が高いような気がする、という方もいるかもしれませんが、はたしてどうなのでしょうか。

シリンジ法は自分たちだけで自由なペース・気分を保ってできる

シリンジ法とクリニックの人工授精は、一度外に排出させた精液を膣内に注入するという方法でいえば、ほとんど変わりません。
シリンジ法の場合はクリニックに行く必要がないので、自分たちのペース配分で実践できます。また朝性交して日中に検査など、女性にとって苦痛になる検査も、したくなければ受けなくてもかまいません。
また他人に介入されず、自宅で行えるので、他人に見られることがありません。医師や助産師であっても夫婦のプライバシーに入ってきてほしくない、と感じるカップルにはぴったりの方法です。
クリニックでの採精ではできない、カップルそれぞれの気持ちを重視したタイミングで行うこともできます。クリニックは混んでいるので待ったなしで手順が進みますが、自宅では互いにリラックスしたタイミングでスタートすればよいのです。

クリニックは専門的な検査を活用できる

クリニックでは、排卵日を予測するための頸管粘液検査や経膣超音波検査を行い、より正確に排卵日を割り出します。
さらに採取した精液は滅菌状態を保ったまま濃縮され、確実に子宮の内部へと注入されます。自宅のシリンジ法とは異なり、より確実性が追求されます。
また朝性交をしてからフーナーテストを行うことで、精子がちゃんと膣から子宮へ向かっているかどうかをチェックできます。
しかし義務的に性交をしなければならない、さまざまな検査を受けるなど、カップルともに心身の負担になることがあります。
検査を受けたくないと拒否することも可能ですが、それではクリニックに通っている意味がなくなってしまいます。また医師に異論を申し立てることはかなり勇気がいりますよね。
特にフーナーテストは女性が強い羞恥心を抱きやすい検査です。またクリニックで検査を受けるというプレッシャーがあると、男性はストレスで性交がうまくいかなくなる傾向にあります。

シリンジ法の成功例をもっと知ろう

シリンジ法で妊娠が成功した例はまだあります。シリンジ法で妊娠できたという例をピックアップしてみました。

・44歳7か月 治療歴6年!初シリンジ!初陽性!40代妊娠ラッシュ!</4>
こちらは44歳7か月で妊娠に成功したという例です。

・シリンジ法で妊娠。43歳。安産です!</4>
こちらは43歳で出産にいたった、シリンジ法成功者です。

妊活・不妊治療の苦痛やプレッシャーがつらいなら試してほしいシリンジ法

妊活・不妊治療は、男女ともに大きな負担となります。仕事を何度も休んで検査に通ったり、生理が来て落ち込んだりという、生活や心への負担もあります。また金銭的な負担もあります。なにより「妊活・不妊治療」自体が、プレッシャー・ストレスになっているカップルも多いのです。
シリンジ法は、カップルが自分たちのペースで積極的な妊活が進められる画期的な方法です。クリニックの不妊治療に不安があって、なかなか足を運べないカップルもいるでしょう。また不妊治療にちょっと疲れてしまったカップルもいるでしょう。
そんなとき、気持ちをちょっと切り替えて、シリンジ法を試してみてはいかがでしょうか。「うまく膣内で射精できるだろうか」「ちゃんと痛みが我慢できるかしら」という不安から解放されます。二人が笑顔でほっとできるだけでも、大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

参考資料
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