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妊活男性にとってストレスはNG。仕事もほとほどにストレスのない生活を送りましょう

この記事は男性妊活の専門サイトとしてベビーライフ研究所®が監修及び運営管理しております。

【監修】
  • 江夏 徳寿:
    医師、英(はなぶさ)メンズクリニック 院長。鹿児島大学医学部卒業、神戸大学大学院医学研究科卒業。生殖医療専門医。泌尿器科専門医。指導医。
  • 二宮 英樹:
    医師、データサイエンティスト。福岡県出身。東京大学医学部卒業。専攻は公衆衛生学。
※詳細プロフィールは記事の最後に記載しております。

日々の仕事、人間関係、そして家族の将来。いろいろと悩みをため込みがちな現代のライフスタイルでは、さまざまな場所で「ストレスによる弊害」が語られます。そして、その影響は、妊活力にも……?
心身ともに抑圧された生活は、多種多様な形で身体の変調にあらわれます。もちろん、精子も例外ではありません。では、そんな毎日を続けると、どんなことが起きるのか。ここでは、ストレスと精子の質の関係について考えてみましょう。

 

精子にも「品質」がある?

一回の射精で2〜5億も精子が放たれるものの、卵管膨大部まで辿り着ける精子はごくわずか。前の章では、精子はそれぞれに活動量が異なると書きましたが、これがまさに「精子の質」のひとつにあたります。

たとえば、不妊治療でクリニックを訪れて精子の検査を受けると、まずは精液の中にある精子の数と、その運動の量がチェックされます。簡単に言えば、「精子の数が少ない」「精子の運動が弱い」という2点が、精子の基本的な質として捉えられるわけです。

まず、精子の数ですが、卵子へと辿り着く以前に大半が脱落するわけですから、量が少ないよりは多いに越したことはないということはお分かりになるでしょう。また、卵子を目指す運動の活力については、前章で触れた通り「精子は毎日作られて、成熟するもの」ですので、運動の量が少なければ「熟成する力が弱い」ということになります。

卵子は、卵管の最も奥深い場所で待っています。精子の動きが悪いとそこまで辿り着くのが難しくなります。

 

妊活力はストレスで弱まる?

「精子の質」を左右する要因は、もちろんさまざまなものが考えられますが、中でも注目したいのが、ストレスとその原因です。ストレスを抱えているということは、睡眠時間や食生活など生活習慣にも影響が出やすいはずで、リズムも不規則になりがち。こうした毎日が続くと、身体はどんどん痛めつけられていきます。

心配事で眠れなかったり、イライラして暴飲暴食に走ったり、糖分や脂質の多い食事やアルコールで紛らわせようとしたり。生活の質の低下は免疫力の低下などを招き、ひいては精子の減少につながることもあります。また、過度のストレスで性欲自体が減退してしまったら、元も子もありません。

中でも、喫煙は精子のDNAに傷を付けるとも言われていますので、妊活中ならぜひとも避けたいところ。禁煙は、健康的な生活への第一歩と言えますが、その上で、上手にストレスを発散できる環境を整えたいものです。

 

意識していますか、自分自身のストレス

さて、ひとことでストレスと言っても、本人は自覚していないこともあるでしょう。特に、多忙な日々を過ごす働き盛りの男性は、いちいち確認している暇もないかもしれません。

ストレス源は、身の回りにたくさんあります。たとえば、重要な仕事を任されて嬉しく思っていても、裏を返せば責任が重くなるということですので、当然、心配事も増えていきます。また、よく話題にのぼる「働き方」も、原因のひとつです。残業が続くだけで生活リズムは乱れますし、言うまでもなく運動不足に陥りやすくなります。

とは言え、「ストレスのない毎日」など、望むべくもありません。そこで妊活中の男性は、まず「食事」「睡眠」「運動」という健康的な暮らしの基本を見直すべきでしょう。ファストフードばかりの食生活や、趣味の時間で夜更かしするなんて、もってのほか。早寝早起き、バランスのよい食事、適度な運動を心がけること。これらは、妊活の味方にこそなれど、敵になることはありません。

 

造精機能を維持するために

前章では、男性の身体は思春期からずっと精子を作り続けると書きました。しかし、だからと言って、造精機能そのものが常に一定に維持されるわけではありません。最近は、「高齢出産」という言葉をよく耳にするようになりましたが、かつて「初産は早めに」と言われたのは、生殖機能を心配してのことなのです。

個人差はありますが、一般的に言って、女性の卵巣機能は35歳前後から低下すると言われています。これは、前章の「女性の卵子は老化する」という話を裏付けるものですが、年齢は実は男性にも関係します。

こちらも人によって差はありますが、男性は45歳くらいから造精機能が衰え始めるとされています。男性ホルモンの「テストステロン」の分泌量の低下は30歳前後から始まるようですが、女性に比べて機能低下は緩やかなので、40代半ばくらいが目安になるわけです。

30〜40代と言えば、ストレスに苦しみやすくなる年代にピタリと当てはまります。したがって、衰えゆく生殖機能をできるだけ維持するためにも、規則正しい生活習慣が重要になるのです。

【この記事の監修】
  • 江夏 徳寿(えなつ のりとし)


    医師、英(はなぶさ)メンズクリニック 院長。鹿児島大学医学部卒業、神戸大学大学院医学研究科卒業。生殖医療専門医。泌尿器科専門医。指導医。
    大学卒業後、済生会福岡総合病院にて研修医として従事。その後亀田総合病院にて泌尿器科後期研修医プログラムを終了し、より専門的な分野を学ぶために神戸大学附属病院へ転職。
    男性不妊を専門として臨床経験を積む傍ら、神戸大学大学院へ進学し研究にも従事した。
    大学院卒業後は神戸大学にて教鞭をとりつつ、泌尿器科全般の臨床に従事し、腹腔鏡手術の技術認定医も取得。
    神戸医療センター西市民病院副医長を経て、専門分野をより深く極めるために英ウィメンズクリニックへ就職。
    男性不妊に留まらず、不妊をトータルで診療するために、婦人科診療も行っている。
  • 二宮 英樹(にのみや ひでき)


    医師、データサイエンティスト。福岡県出身。東京大学医学部卒業。専攻は公衆衛生学。
    東京大学医学部卒業後、関西医科大学枚方病院、セレオ八王子メディカルクリニックなどで診療に従事。薬や手術に頼るだけではなく、コミュニケーションや触れ合いを活かした診療をモットーに患者との対話を重視する一方、データサイエンティストという異色の肩書きを持ち、医療技術や医薬品などの有効性について原典にあたり、評価手法やデータの有効性について常に確認を欠かさない。
    地域包括ケア研究所にて医療局長を務め、医療者として地域社会のひとりひとりのための医療や正しい知識の普及活動に従事している。これまでヘルスケアメディアを通じて、正しく、分かりやすい健康情報の発信に携わってきており、医療や健康は一人ひとりの個人差がとても大きいため、個人にあわせた情報を記事で発信することの難しさを実感。情報を丁寧に紐解くことで、自分にあった正しい情報が分かるような発信を心がけている。

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